この記事のポイント
- ✅期限切れの紙の健康保険証が使える経過措置は2026年7月31日で終了
- ✅8月以降はマイナ保険証か資格確認書のどちらかが必須
- ✅特に75歳以上の家族がいる人は、今月中に手元の書類を確認すべき
「実家の親の保険証、そういえば最近見ていない」——そんな人ほど注意が必要です。長らく延長されてきた紙の健康保険証の経過措置が、いよいよ2026年7月末で終わります。何もしないままだと、8月以降に病院の窓口で「保険証が使えません」と言われかねません。今日は、今月中に確認しておきたいポイントを整理します。
なぜ2026年7月末が節目なのか
紙の健康保険証は2025年12月1日に新規発行が終了し、すでに法的な効力を失っています。ただし「有効期限内であれば使える」という経過措置が設けられており、期限切れの保険証を窓口に出しても、オンライン資格確認の仕組みを使って受診できる特例が続いてきました。この特例が2026年7月31日で終了する見込みです。
💡 経過措置の期間
2025年12月2日〜2026年7月31日の間は、期限切れの紙の保険証でも医療機関を受診できる扱いになっています。厚生労働省の案内でも、この期限切れ対応は7月31日で終了すると明記されており、担当省庁は「追加の延長は想定していない」との立場を示しています。
資格確認書とは?対象になるのは誰か
「マイナンバーカードを作っていない」「マイナ保険証の登録が済んでいない」という人には、健康保険証の代わりとなる資格確認書が無償で交付されます。多くの場合、申請をしなくても加入している健康保険から自動的に届く仕組みになっています。
📘 資格確認書とマイナ保険証の違い
マイナ保険証は、マイナンバーカードに健康保険の情報を紐づけて使う方式。資格確認書は、カードを使わずに従来の紙の保険証と同じ感覚で提示できる証明書です。どちらか一方を持っていれば、8月以降も医療機関を通常どおり受診できます。
特に配慮されているのが75歳以上の後期高齢者医療制度の加入者です。マイナ保険証の利用率が低い年代であることを踏まえ、当面はマイナ保険証と資格確認書の両方を持てる猶予期間が設けられています。「うちの親はマイナカードを使いこなせていない」という家庭ほど、資格確認書が届いているかどうかの確認が欠かせません。
今すぐ確認すべき3つのポイント
混乱を避けるために、今月中に次の3つを確認しておきましょう。
①自分と家族の保険証の有効期限を見る
財布や引き出しにある保険証を取り出し、有効期限の欄を確認しましょう。期限切れのまま7月31日を過ぎると、8月以降は窓口で使えなくなる可能性があります。
②マイナ保険証の登録状況を確認する
マイナポータルにログインすれば、マイナンバーカードに保険証情報が紐づいているかを確認できます。登録済みであれば、8月以降もカード1枚で受診できます。
③資格確認書が届いているか確認する
マイナ保険証を登録していない、あるいは高齢の家族がいる場合は、加入している健康保険組合や市区町村から資格確認書が届いているかを確認しましょう。届いていない場合は、保険証の裏面などに記載された窓口へ早めに問い合わせるのが安心です。
⚠️ 放置すると起こりうること
マイナ保険証も資格確認書もない状態で医療機関にかかると、その場では医療費を全額自己負担で立て替え、後日払い戻しの手続きが必要になるケースがあります。特に急な通院・入院が増える高齢の家族がいる家庭は、8月を待たずに今月中の確認をおすすめします。
📋 2026年8月以降、医療機関を受診するために必要なもの
| 状況別チェック表 | |
|---|---|
| マイナ保険証を登録済み | 追加の手続き不要。マイナンバーカードを持参すればOK |
| マイナ保険証が未登録 | 資格確認書が届いているか、加入する健康保険に確認する |
| 75歳以上の家族がいる | 資格確認書とマイナ保険証の併用が認められる猶予期間あり。届いた書類を保管しておく |
| 何も確認していない | 今月中に保険証の有効期限とマイナポータルの登録状況を確認する |
結局どうすればいい?
2026年7月31日を境に、期限切れの紙の保険証は使えなくなる可能性が高い、という点だけ押さえておけば十分です。自分がマイナ保険証を登録済みなら心配は不要ですが、未登録の人や高齢の家族がいる家庭は、資格確認書が届いているかを今月中に確認しておくと安心です。
まずは自分と家族の保険証を手元に出し、有効期限とマイナポータルの登録状況を確認するところから始めましょう。
※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。