【2026年8月改定】失業手当はいくらもらえる?上限9,110円に引き上げ|損しないための3つの確認ポイント

失業手当はいくらもらえる?上限9,110円に引き上げ

マネー2026年08月03日知る得トレンド編集部約16分で読めます

「会社を辞めたら失業手当っていくらもらえるんだろう?」——転職や退職を考えたとき、多くの人がまず気になるのがこの金額ではないでしょうか。実は2026年8月から、失業手当(雇用保険の基本手当)の1日あたりの上限額が引き上げられました。今回の改定で得をする人・変わらない人の違いと、退職前後に確認しておきたいポイントを整理します。

この記事のポイント

  • 2026年8月から失業手当(基本手当)の1日あたり上限額が最大240円引き上げ
  • 45歳以上60歳未満は日額8,870円→9,110円に。他の年齢区分・下限額も上昇
  • 恩恵を受けるかは離職のタイミングと賃金水準次第。まず自分の受給見込み額を確認しよう
  • 「もらい忘れ」を防ぐための3つの確認ポイントを解説

なぜ2026年8月に基本手当が引き上げられたのか

厚生労働省は2026年7月31日、雇用保険から支払われる「基本手当」(いわゆる失業手当)の1日あたり支給上限額を、同年8月1日から引き上げると発表しました。これは賃金水準の変化を反映して毎年8月に行われる恒例の改定で、離職時の年齢によって上限額の区分が分かれているのが特徴です。

💡 年齢区分別の新旧上限額(1日あたり)

30歳未満:7,255円→7,450円/30歳以上45歳未満:8,055円→8,270円/45歳以上60歳未満:8,870円→9,110円(引き上げ幅最大)/60歳以上65歳未満:7,623円→7,830円/下限額:2,411円→2,562円

もっとも引き上げ幅が大きいのは45歳以上60歳未満の区分で、日額にして240円、1か月(28日分)で計算すると6,720円の差になります。一方、下限額も2,411円から2,562円に上がっており、賃金が低かった人にも改定の恩恵があります。

失業手当はいくらもらえる?計算の仕組み

「自分がいくらもらえるか」は、上限額だけを見てもわかりません。基本手当日額は、退職前の賃金をもとに個別に計算される仕組みだからです。

📘 基本手当日額の決まり方

①退職前6か月の給与(賞与除く)÷180で「賃金日額」を算出→②賃金日額に給付率(およそ50〜80%、賃金が低い人ほど高率)をかけて「基本手当日額」を計算→③年齢区分ごとの上限・下限で調整→④「基本手当日額×所定給付日数(90〜360日)」が受給総額の目安になります。

例えば、退職前6か月の給与が月30万円程度だった45歳の人なら、賃金日額はおよそ1万円、給付率はおよそ60%前後になるケースが多く、基本手当日額は6,000円程度という計算になります(条件により変動)。実際には上限額に届かない人が大半なので、「上限が上がった=自分も240円増える」とは限らない点に注意が必要です。

損しないための3つの確認ポイント

①離職日によって適用される上限額が変わる
今回の新しい上限額は、通常8月1日以降に離職した人から対象になる制度です。すでに受給を始めている人には遡及適用されないのが一般的なので、退職時期が8月前後にかかる人は、どちらの基準が適用されるかをハローワークで確認しておくと安心です。

⚠️ 自己都合退職は給付制限に注意

失業手当は申請後すぐにもらえるわけではありません。7日間の待期期間に加え、自己都合退職の場合はさらに1〜2か月程度の給付制限期間が設けられているのが一般的です。実際の取り扱いは退職理由や制度改正の状況によって変わるため、必ずハローワークで最新の運用を確認してください。

③再就職手当など上乗せ制度も忘れずチェック
所定給付日数を3分の1以上残した状態で早期に再就職できた場合、残りの日数に応じて「再就職手当」がまとまって支給される制度があります。基本手当の金額だけでなく、こうした上乗せ制度もあわせて確認しておくと、退職後の資金計画が立てやすくなります。

📋 2026年8月の基本手当改定まとめ

2026年8月の基本手当改定まとめ
改定日 2026年8月1日
上限額(45〜60歳未満) 8,870円→9,110円(+240円)
下限額 2,411円→2,562円
確認すべきこと 自分の受給見込み額・離職日・再就職手当の有無

結局どうすればいい?

今回の引き上げで実際に金額が増えるのは、8月1日以降に離職し、かつ賃金水準が上限額に近い一部の人が中心です。すべての受給者が一律240円多くもらえるわけではありません。大切なのは「上限が上がった」というニュースだけで安心せず、自分の賃金日額から受給見込み額を計算し、離職のタイミングと合わせて確認しておくことです。

まずはハローワークインターネットサービスや最寄りのハローワークの窓口で、自分の基本手当日額の見込みと受給資格を確認することから始めましょう。

※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。



知る得トレンド編集部

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